四十肩・五十肩の症状と治療

四十肩・五十肩の症状と治療

四十肩、五十肩と呼ばれる症状の人は痛い、動かない、動かせないです。なぜそうなるのでしょうか。

これには四十肩や五十肩が発症してから回復するまでに主に3段階の経過を辿るから。ではその段階的な症状と治療を見ていきましょう。

疼痛期

まず始めに、発症すると必ずと言って良いほど肩周りに激痛が走ります。これは急激な炎症が起こるためで、この時期は動かしたくても痛みで動かせないような症状を抱える時期です。

過去に診てきた具体的なケースだと、患部を下にして寝れない、何をしていても疼くように痛い、寝返りなどちょっとした事でも激痛が走って起きる、物が持てない、腕が痺れる、腫れる、熱を持つなど非常に多くの日常生活の場面で痛みに悩まされる事が多いみたいです。

通常は2〜9ヶ月が疼痛期と言われていますが、当院の患者さんの平均は1〜2ヶ月かな。それ以上かかった人は記憶にない。もちろん、治療しながらなので治療効果があるから短期間で済んでいると思われます。

拘縮期

とにかく痛くて苦しい疼痛期を抜けると、次は厄介な拘縮期に突入します。この頃になると痛みはだいぶ落ち着いてくるけれど、拘縮(要は肩関節が癒着などで固まる)により動かないようになります。これらの症状もとても厄介で、あらゆる場面で不便が出てきます。こちらも実際に当院の患者さんのケースをお借りして紹介すると、

髪が洗えない、ドライヤーができない、服の脱ぎ着ができない、高いところの物が取れない、テーブルを吹くときに腕が伸びない、下着が付けられないなどの症状があり、疼痛期を抜けたからといって決して痛みがゼロになる訳でもなく、これらの動作で痛みを感じる事が多々ある。

この時期は4〜12ヶ月と言われているけど、当院のケースでは3ヶ月くらいかな。より細かく言えば、週に1回の治療で約1〜2ヶ月、2週間に1度の治療で3〜4ヶ月くらいかな。

この時期でキーポイントとなるのが、セルフケア。

四十肩、五十肩になると関節の周りに炎症が起きてガチガチに筋や筋肉や組織が癒着してます。それがあるから動かないわけで、治療をして可動域をあげたらその可動域を落とさないように次の治療まで自分で動かす、そして次の治療でまた可動域を上げて上がった分が落ちないようにまたセルフケア。その繰り返しで治っていきます。

ただ、この時期の治療って実は体質的なことも絡んでくるから、この時期が個人差がとっても大きい。

最悪なのが冷え体質。冷え性など冷えの体質の人は総じて治るのに時間がかかる。冷えちゃうから血行悪くなってまた筋肉や筋が固まって可動域が落ちちゃうから。あとは血糖値が高い人も血液ドロドロ傾向になってるから同様の理由で時間がかかる。

反対に治りやすい人は、体温が高い人。これは冷えの人と逆の理由で。あとは、筋力がある人もある程度筋肉でカバーできる部分があるから治りやすい。

この時期はその人の体質まで見極めて治療しないといけないので、治療側にとっても考える事がたくさんあるし、患者側もセルフケアを頑張らないといけないからお互いに頑張り所。セルフケアは頑張り次第で治る期間を大幅に短縮できるから絶対にやるべきです。

回復期

ようやく頑張って痛い時期を抜けて、固まった肩を動かせるようになったら、最後は回復期。

医学的にはこの3段階で振り分けられているけれど、疼痛期と拘縮期は境目が比較的わかりやすいけど、拘縮期と回復期の境目が曖昧な気もします。医学的には回復期は徐々に痛みも可動域も回復していきますと言われていて、その時期は6〜9ヶ月となっています。

こちらも当院のケースで言いたい所ですが、回復期って治療していてあんまり実感した事がないんです。

というのは、拘縮期で可動域を上げて、可動域が上がると痛みが勝手に消えていく事がほとんどだから、こちらと患者さんで頑張って拘縮期を乗り越えているうちに、回復期もすっ飛ばして治りました、ってなっちゃってる。全てのケースで。

まとめ

 ここまで四十肩、五十肩の症状と治療を当院が実際に経験したことを織り交ぜながらお伝えしてきましたが、四十肩、五十肩で悩んでいる皆さんは今はどの時期でしょうか。一昔前までは四十肩、五十肩は放置していても1年経てばキレイさっぱり治ると言われていたけれど、もう今ではきちんと治療して治さないと可動域が元通りにならない、痛みが取りきれない、と言われていますので症状を放置せずきちんと治療してください。

 当院は鍼灸専門なので、治療内容は個人個人に合わせて体質を改善していき、同時に肩周りの血行を改善させて筋肉や筋を緩めて、セルフケアで運動を頑張ってもらい治していきます。体質を改善させる事は治る時期を大幅に短縮させるのに欠かせないからとっても大切。

 ほかの医療機関だと、病院ならステロイドとか生理食塩水の注射で関節の炎症抑えたり癒着剥がしたり、整体とか整骨院とかだと電気当ててマッサージして矯正とかもしたりすると思います。治りそうなところを選んで早く手当てしてあげてください。四十肩、五十肩の症状のお悩みからの解放を願っています。

 四十肩、五十肩についてのご相談はこちらまでお気軽に。

 

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