コレステロール高い人。
多いですよね。
検査したら200近くあるから、薬でコントロールしてる人たくさんいます。
コレステロールって、
名前を聞くだけで何かと悪者扱いされるし、高いとダメって言われてるけど、
なんで数値が高くなるのか。体内でコレステロールは何をしているのか、本当に理解してますか?
コレステロールって悪いだけじゃない。
動物類の細胞の膜の材料であるから、結構大事。
細胞の膜がきちんと作られなきゃ、細胞がすぐ破れちゃうし、細胞が脆くなれば私たちの体は細胞の塊でできてるわけだから、当然良いことなんて何もない。
だから、適量は必要。
じゃあなんで高くなるのか。
ここ、勘違いしてる人多いです。
食べ物自体がコレステロールを高くする、って思ってる人。
テレビや雑誌などいろんなメディアでコレステロールが上がる食べ物的な伝え方で報道してるから勘違いする。
実際には、食べ物自体で高くなるなんてことはない。
高くなるのは、肝臓での代謝が悪くなってるから。
コレステロールは、そもそも肝臓でほとんど作られてる。
肝臓でコレステロールを作る時にアセチルcoAという物質が原料になってるんだよね。だから、アセチルcoAがないと作られないし、多すぎたら逆に作られすぎちゃうってこと。
そこでね、
カロリーの高いもの(糖分と脂肪)を大量に食べると、
実は糖分や脂肪からアセチルcoAは作られるわけ。
ってことは、
アセチルcoAが大量にあるってことは、
コレステロールを作る原料が大量にあるってことでしょ?
だから、コレステロールがいっぱい作られて高コレステロールになるの。
でも、私たちの体は賢いから、
肝臓で適量を作れるように、
例えばカロリーが高いものをたくさん食べて、コレステロールの原料が多い時は、体内で作る量を減らして調節する。
反対に、少ない時は体内で作る量を多くして調整する。
だけど、
肝臓代謝が悪い人は、この調節がうまくできない。
だから、適量のコレステロールで調節できないから、数値が高くなる。
この肝臓代謝がうまくできない人は、
そもそもカロリーの高いものばっか食べて、常に原料を大量に摂り続けてるか、
遺伝からそうなのか、(親が高いと子も高くなるように)
そんな理由からなる。(もちろん、胆嚢や肝臓での病気の際にも異常をきたす)
じゃあ、遺伝は仕方ないにしても、
カロリーオーバーから来る人は対策できるよね。
単純に控えれば良いんだから。
まず最もするべきことは糖質カットかな。もちろん、脂質もある程度はカットするんだけど、糖質はコレステロールに限らずいろんな悪さをするから、糖質はなるべき控えてタンパク質を摂るべき。
そもそも、糖質とかたくさん食べたくなる人は、タンパク質が足りてないから、糖質カットする以前にタンパク質を補充しないとダメだよね。タンパク質が満たされれば、自然と糖質は摂りたくなくなるから。
肉とか卵とか、プロテインとか摂ってみて。
で、、
最初に、コレステロールは適量は必要だと言ったけど、
大量にありすぎると、血管の壁にへばりついて、血栓作るからよくない。
血栓が何かの拍子に剥がれて、脳や心臓につまれば梗塞。(脳梗塞、心筋梗塞)
これは命の危険が非常に高い。だから、ありすぎると、直接的には影響ないけど、間接的には大きな病気の引き金になる。
だから、医療機関は救命医療だから、命の危険のリスクを減らすために薬出して抑えてるんだよね。
ただ、
薬飲みたくないって人も多いのは事実だし、コレステロール抑制剤のスタチン系は副作用として筋肉痛を出すので、体の痛みを訴える人が多い。(日本でもアメリカでも)
だったら、自分で少しは努力しないと。
ずっと薬飲んで対処するのも一つ、自分で努力して根本から改善させていって薬を減薬か、なしにするのかを目標にするのも一つ。
私だったら、絶対に後者だけど、
人の価値観はそれぞれだから、
自分の健康状態や悩んでいる症状などを考慮して、
頑張ろうと思う人は、トライしてみてくださいね。
最後に、
肝臓代謝を上げるには、
ビタミンB6も良いし、
メガビタミン療法だと、
ビタミンCがたくさん体内にあればコレステロールが200を超えることはない、
って言われてます。
だから、
まずはビタミンCからやってみては?(タンパク質と鉄が足りなきゃ意味ないから、そっちが足りない人はそっちからね)