急に吹き出物、ニキビが出てきた、、
湿疹ができて痒い、アレルギーで痒い、、
皮膚病の多くは直接生命に関わるものじゃないけど、
肌荒れや痒みは大きなストレスを感じる。
QOL(生活の質)を下げる原因にもなりますね。
肌のトラブルは結構あるある。
しかも、痒みとかは、人に伝えられないような感覚で、自分にとってはかなりストレス。
私自身も20代前半、居酒屋でバイトしてから手湿疹がひどく出たから、痒みのストレスはよくわかる。
まあ、皮膚のトラブルって、
地味だけど本人にとっては結構悩まされるよね。
じゃあなんで皮膚トラブルになるのか。
皮膚科受診して、病名がつけられてそれぞれの薬を出される。
特にステロイドは超速で効果が出る。
でも、止めるとまた出てくるし、出ては塗って止めて、また出ては塗って止めて、、の繰り返し。
これじゃあ根本的な解決にならない。
まずそこで、トラブルの原因となるものは、
糖質。
私自身もそうだったし、うちの患者さんでも皮膚疾患持ってる人は大抵甘いもの好き。
好きなのは構わないけど、摂りすぎてる。
なんで糖質摂りすぎると良くないかって、
エネルギーとして使われた以外の余った糖質が、タンパク質と結びついて細胞を老化させる物質が作りあげられるから。
この現象が糖化現象。
細胞が老化すれば、炎症は起こすわカサカサになるわ、で皮膚にとって都合悪い。
じゃあどうするかっていうと、
その老化してしまった細胞を追い出すしかない。
みなさん、よく聞くでしょ?ターンオーバーって。
それを早く起こしてあげて、古い細胞を追い出して、新しい細胞に入れ替えてあげれば良い。
そのためには、
当然糖質が関わってくるわけだから、
糖質を控えること。
特に控えるべき糖質は、
果糖(果物の糖分)と砂糖系のもの。
これら二つは避けるべき。
炭水化物系はそこまで控えなくても良いけど、まずは果糖と砂糖系を避けていく。
すると、糖化現象は抑えられるから、ひとまずそれ以上古い老化した細胞は作られない。
そして、
糖質を控えると同時に大切なことは、
タンパク質の摂取。
肉とか加熱調理した卵とか、たくさん食べて。
さらに、プロテインでタンパク質をサプリとして摂る。
最低でも自分の体重グラム数は欲しいよね。(45kgの人なら1日で45gは最低でも必要)
糖質制限で糖化現象を抑えても、新しい細胞が作られないことには新陳代謝が起こらないから。
だから、新しい細胞を作る目的でタンパク質をしっかり摂ること。
タンパク質をしっかり摂ることで糖質制限の助けにもなるから。
糖質をたくさん摂ってしまう人は、脳の中で報酬系という甘いものでストレスや疲れを癒す回路が出来上がってしまってる。だから、バランスよく食事で摂るべきところを、糖分は作用が早いからそちらで手取り早く摂ってストレスや疲れを癒すようなことを脳がしてしまってる。これが無限ループになってる人は糖質依存。
だけど、タンパク質がたくさんあると、
報酬系の作用が落ち着いてくるから、
自然と甘いものが欲しくなくなる。
全く欲しくなくなるわけじゃないけど、少なくとも今よりは欲しなくなるから。
実体験でもそうだし、周りでしてる人もそうなったって言ってるし。
要は、
タンパク質が足らないから、その分を素早く糖質で満たそうとして、たくさん摂ってるようなもの。
だから、
いきなり糖質制限だけで苦しみながら行うよりは、
タンパク質をたくさん摂れば、勝手に糖質制限できるから、
順番的にはそちらをお勧め。
タンパク質をたくさん摂って、糖質を今まで10摂ってたら7〜8くらいにする。
そうやって始めて行けば、無理なく続けられて、いつの間にか糖質を制限できるようになるから。
そうすれば、
老化した古い細胞は新しい細胞に生まれ変わり、
古い細胞から炎症を引き起こされるけど、それらもなくなり、
肌荒れや湿疹で痒いということは、なくなっていく。
だから、
タンパク質食べること、糖質をちょびっと控えること。
それから始めてみて。
最後に、
ステロイド。
ステロイドは速攻で効いてすぐその時は治るから便利だけど、
細胞のある場所に働きかけて、そこに蓄積するから、
だから長期的には使えないし、根本的な解決にはならないのだよ。
ひどい時には使って抑えることも必要だけど、
治ったら、根本的にタンパク質と糖質を見直して、
そこから正していかないとね。
ものは使いよう、ってことです。