石は体内にできると厄介です。
小さな石なら問題ないから、
石はあるけど、まだ小さいから経過観察しましょう。って言われている人も実は多い。
そのまま小さい石ならば尿で出ることもあるし。
でも、
大きくなって詰まると大変。
仙痛って言って、かなり痛むらしい。自分はなったことないからわからないけど。
じゃあなぜ石が出来上がるのか。
そもそも石の主な成分って、
シュウ酸やリン酸のカルシウム。
これらが固まって石っぽくなってる。
例えばシュウ酸は、
これらの中に多く入っている。
玉露・・・1,350mg
抹茶、煎茶・・・1,000mg
番茶・・・670mg
ほうじ茶・・・286mg
以上100gあたりの含有量。
意外だね。
お茶って健康に良いイメージあるし、
特に玉露入りなんて言うと、さぞ美味しいとか健康に良さそうとか思うけど、
普通量なら問題なけど、意識してガブガブ飲み過ぎるとリスクが少し高まるのかもね。
ただ、治療においての推奨レベルはグレードCだから、そこまで大したものでもないみたいだけど。
食品においては、
ほうれん草、スイバ・・・800mg
キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、レタス・・・300mg
サツマイモ・・・250mg
ナス・・・200mg
以上は100gあたりの含有量。
ビタミンAのほうれん草とか、食物繊維のキャベツとか良さそうなものは結構シュウ酸含まれてるんだー、って感じ。
ただ、
これらが全て悪いわけでもないし、石の予防のために摂らないようにすることはナンセンス。
そもそも医学的にも推奨グレードCって、やってもやらなくても、って感覚くらいだから。
それよりも、
結石の主な成分はカルシウムな訳で、
体内でカルシウムと反対の働きをするのが、
マグネシウム。
だから、
マグネシウム不足で石が出来やすくなる。
反対にマグネシウムが十分量あれば、石が出来にくくなる。
じゃあマグネシウムをどのくらい摂れば良いかって言うと、
石の予防目的なら、
100〜200mg。
これくらい摂っていればカルシウムとマグネシウムのバランスが良くなって、石も出来にくくなるし、様々な健康にも良い。
ちなみに、
様々な健康っていうと、
足、つることありませんか?
それって、大抵はマグネシウム不足ですから。
そんなことにもマグネシウムは活躍します。
石の話に戻すと、
結局はカルシウムが多いってよりも、
マグネシウムが不足してバランスが崩れてる感じかな。
マグネシウムとカルシウムは体内で反対の働きをするから、
バランスよく体内にあれば、極端に石が出来たりはしない。
マグネシウムとカルシウムの体内の綱引きを引き分にしてあげれば良いだけ。
マグネシウムばかりに強者を集めてもダメだし、カルシウムばかりにもそう。
綱引きをして両者が同じ力量で引き分であれば良い。
今回は石について書いたけど、
石に限らずどんなこともそう。
例えば、薬。
薬効成分が効かないって人は、
同じ薬の成分料なのに効く人と効かない人がいるのはその人の栄養状態の良し悪し。
栄養状態悪い人は、副作用ばかり強く出る。
栄養状態良い人は、きちんと薬効作用を受け取れる。
いかに栄養状態が大切か。
そこに目を向けずに、いろんな健康方法を試しても、厳しいかもね。
長生きも健康も全ては栄養。
根底的な所の栄養がとても大切です。
私たちの体は細胞の集まりでできてるんだから。その細胞はいつも栄養を必要としてます。