先日、ぎっくり腰の方が見えた。
ダンボールを取ろうとしたら、グキッと腰に痛みが走ったらしい。
治療前にどんな風にしたら痛いのかみせてもらうと、
まず下に置いてあるものが取れない。
反ることはまあまあできる。
足にしびれがあったり痛みがあることはなくて、
痛いのは腰回りだけ。
うつ伏せで一通り鍼治療を行い、
治療後に腰を動かしてもらったら、
下のものが取れるようになって、痛みもなくなった。
これは、
治療しているんだから普通のことで、
ここからがキーポイントだった。
なんでも、
ぎっくり腰になる1週間前に風邪を引いたんだって。
風邪も10月くらいは仕事がとーっても忙しいから、
無理がたたって毎年この時期になると風邪をひくらしい。
忙しくて、休みがなくストレスフルな状態で、
それが続いて風邪を引いた。
まず気になることが一つ。
ビタミンC。
おそらく、
仕事が忙しくて、それでも休めないストレスフルな状態が続いていたから、
体はストレスに対抗しようとして抗ストレスホルモンであるコルチゾールを副腎から一生懸命出していたんだろう。
コルチゾールの原料は主にタンパク質とビタミンC。
副腎内にはコルチゾールを合成できるように、多くのビタミンCがあるけど、
それらが合成をたくさんしているうちに不足したのだろう。
すると、
体はビタミンCが不足して、
ビタミンCは体内で物質が代謝された時に出てくる活性酸素を除去する抗酸化物質。
だから、それが足りないもんで、
体が酸性化して、
免疫力が下がって、
ウイルスの侵入を許してしまったんだろう。
活性酸素は細胞を傷つけるからね。
また、
活性酸素が邪魔をして、乳酸を筋肉から追い出すことができずに、
筋肉が凝り固まって、
どかーんと腰に痛みが出て、
ぎっくり腰になったんだろう。
だから、
鍼で動けるようにして、
タンパク質も摂るに加えて、
ビタミンCを風邪とぎっくり腰のために、
たくさん下痢しない範囲でとってもらうことに。
それで体力が回復すれば、
1〜2回の治療で十分だろう。
“ぎっくり腰には高容量のビタミンC” 藤川徳美先生