腰痛(慢性腰痛):治療

症状

年末に餅つきを行った際に腰を少し痛めた。ただ、いつもギックリ腰みたいになるのが今回はそこまでひどくなかったので、しばらく様子を見ていた。少しずつ良くなると思っていたが、あまり改善せず時々力が抜けるような感じがある。その状態がずっと現在まで続いている。

動作チェック

運転や仕事など座っている姿勢が長いと、痛みや腰の抜け感が出てくる。現時点では特定の動きで痛みや抜け感を再現することはできない。ただ、前屈や後屈、ひねりを行うと突っ張った感じがして、肩を回すと背中に張り感も感じる。

身体チェック

お腹の症状は特にないとのこと、腰だけでなく背中の張りも出ていること、腰は左右に痛みや張りが出ることを考慮してうつ伏せでスタート。

まずは背骨から。

胸椎5、6、7、8、9、10、11、12、腰椎3、5番に痛みがある。

臀部は左は仙骨のキワに4点、梨状筋に3点、大転子に1点痛みがある。右は仙骨3点、梨状筋2点、大転子1点。

首は胸鎖乳突筋という横側にある筋肉が、左右共にかなり張っていて、特に右側の方が張りが強い。

背中は左の胸椎8〜12番エリアの胃の反応が出る辺りが硬く痛みもあり、盛り上がりもある。

治療

最初に、

頭に1本。

これで背骨の変化を確認。

胸椎は左の8、9番に痛みが残るが、その他の胸椎、腰椎の痛みは取れる。

そこで頭の針に再度刺激を加えると、左の胸椎の8、9番の痛みが取れる。

これで背骨の痛みは全て取れる。

次に、

左右の腰に1本。

これで臀部と背中と首を再度確認。

臀部は仙骨のキワ、梨状筋、大転子の全ての痛みと張りが左右共に取れる。

左の背中の張りと痛みは、初めよりも良いがまだ少し残る。

首の胸鎖乳突筋は、左右共に緩んで痛みもなくなる。

左の背中の張りだけがまだ残るので、左腰の針に再度刺激を加えてもう一度確認する。

それでもまだなかなか取れない。

なので、

左手首に1本追加。

これで再度左背中を確認すると、

痛みも張りも取れて、盛り上がりもなく左右同じ感じになる。

そのまま20分寝て頂き、その後起きて動きの確認。

前屈したり、後屈したり、肩を回したりしながら

「あー、今は全然張りもない!快調です!」

ということで、あとは普段の仕事や生活上でどのくらい変化が出ているか経過を観ていただくことにしました。もしそのまま痛みが出なければ、経過観察を継続して、痛みが戻ったり出るようならばまたご連絡頂くことに。

考察

今回は左背中の筋肉の張りが印象的でした。あまりにも張っているので、胃の調子は悪くないですか?と尋ねると年末年始にいつも以上に相当量を食べ過ぎた、ということでした。この食べ過ぎが胃の反応として出ていて、左背中の筋肉の張りとして出ていたのでしょう。

このケースでも背中は張っているということは自覚しながらも、食べ過ぎたということは聞かれるまで自覚がなかったように、多くの場合は症状にしか意識がいきません。ただ、身体は正直できちんとどこが悪いのか教えてくれます。そこで、その反応を探して反応が出ていたら「何か覚えはありませんか?」と聞くとほぼ皆さん「そういえば・・・」とお答えします。

その時に初めて自分自身で原因に気づくことが多いです。なので、今回の背中の張りも胃の不調が原因だったので背中だけマッサージしても針をしても治ることはありません。原因をしっかりと見つけてそこを治療しないと症状は改善しません。

なかなか治らない症状をお持ちの方は、きちんと原因を探して的確な治療をすれば必ず良くなります。

関連記事

  1. ギックリ腰:治療

  2. 足の親指(拇指)の痛みの分類

  3. 足の張り:治療

  4. 腰痛(往診):治療

  5. 腰痛、下腹部の痛み:治療

  6. 膝の痛み:治療

PAGE TOP