背中の痛み:治療

症状

年末くらいから右の背中が痛く様子を見ていたが一向に痛みが引かない。座った状態で首を下に向けると右の背中に痛みが出る。特に痛み止めを飲んだり湿布を貼ったりということはしていない。

動きチェック

座った状態で首を下に向けると右の背中に痛みが出る。その他の動きでは特に痛みが出たり張りが出ることはない。

身体チェック

胃の調子は悪いと言っていたが、右の背中の痛みをとにかく取りたいので、うつ伏せでスタート。

まずは背骨から。

胸椎3、4、5、6、7、8、9番、腰椎2、3番の右キワに痛みが出ている。

右の胸椎6〜10番レベルの起立筋に張りと痛みが出ている。

首もチェックすると、首の横にある胸鎖乳突筋が右が左に比べて圧倒的に張っていて痛みも出ている。

肩上部も右が左よりも張っている。

治療

まずは、

頭に1本。

これで胸椎と腰椎の痛みが取れる。

背中の張りと首の張りも最初よりは緩む。

次に、

右腰に1本。

これで背中の張りと痛みがほぼ取れて今は1〜2割残るくらい。

首の張りと痛みも大部分が取れて、今時点では右の胸鎖乳突筋の真ん中辺りに少し張りがあるくらい。

そこで、

右手首に1本追加。

これで背中の張りと痛み、首の張りと痛みが全て取れて、最初にチェックした痛みと張りの場所は全て改善される。

そのまま20分寝て頂き、その後針を取って起きて頂いて、座った状態で首を下に向けてもらうと、

「あー、良い〜。でも背中は痛くないけど、今度はここ(右の肩あたり)に痛みが移動した。」

ということで、

右の肩上部に痛みが移動した。ここはよく皆さんが肩こりで張る場所。

そこで座ったまま、

右腰に1本針をする。

これで再度首を下に向けてもらうと、

「あー!痛くない!全然大丈夫、もう痛くない!」

ということなので、針を取って治療は終わり。

そして1週間様子を観て頂いて、まだ痛みが残ったり戻るようならばもう一度1週間後に治療して、大丈夫ならばそのまま様子を観ることにしました。

考察

今回は右の背中ということで、一番最初に肝臓の機能低下が疑われました。理由として、右の背中が痛い割にはそこまで首や腰の筋肉が張っていなかったこと、筋肉の盛り上がりが肝臓の反応が出る場所に限られていたこと、がありました。

そこで薬やサプリなどを最近変えたり飲んだりしなかったか聞いてみると、年末に風邪を引いてその時に市販の薬を飲んだということでした。ただ、その他は薬もサプリも何も摂っていないということだったので、考えられるのは「自分の体力に見合った薬ではなかったので、肝臓に負担がかかって背中に痛みが出た」ということでした。

この患者さんはスポーツも行っていて体力もある方なので、そのような方には市販の薬は強すぎます。例えて言うなら風邪を治すのに5の力だけが必要だった所を市販の薬を飲んで10の力を補ってしまったので、差し引きして5が余分になり身体に負担をかけてしまったということです。

市販薬は大衆に効くように作られているので、体力がある人や軽症の場合は強すぎます。そしてそれを飲んだがために、必要以上の効果が出てしまい逆に悪くなってしまったり、症状は治ったけど他の場所に新たに症状が出たりすることはよくあるし、当院でもよく診ます。

自分自身で判断しかねない際は、緊急でない限りはまずは少し様子を診て、あまりに辛いならば市販薬でなく病院で医師から正確な処方量で薬を出してもらった方が良いでしょう。最も自分の治癒力を高めてそれで治すのがベストなのは言うまでもありませんが。

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