足の指の力が入らない:治療

半年前に右足の第五中足骨を骨折してボルトで固定する手術をして以来、右足指の3、4、5趾に力が入らず、5趾に至っては完全に開かない。左足と比べると確かに開きが悪く、4、5趾は曲げることも出来ていない。バレエをやっているので、指が思うように動かないと非常に不便。

ということで、まずは指の確認。足指は右は左に比べて開きが悪く完全に開くことが出来ていない。いわゆるパーの動きが右は出来ない。また、第3、4、5趾は力が入らないがために完全に曲げることも出来ない。左は出来る。

まずはどこに原因があるのか、痛む箇所はないか探っていく。

足の指の症状以外にも左右に腰痛もあるし、胃の不調もある、ということだったが、まずは動きを改善したいのでうつ伏せからスタート。

うつ伏せで胸椎から腰椎まで探っていくと、腰椎の2、5番に強い圧痛がある。

お尻は左右共に仙骨のキワ、梨状筋、大転子の場所にそれぞれ5〜7点痛みがある。

メインの右足を診ていくと、右足の4趾の裏に強い痛みがあることを発見。その他3、5趾の裏にも痛みはあるが、4趾の裏が圧倒的に痛む。

また、首の張りも左右共に胸鎖乳突筋が張っている。

以上を踏まえて、

まずは頭に1本針をする。

これで腰椎2、5番の強い痛みは消える。全体的に緩み、お尻もそれぞれ痛む場所が半数以下に減る。

次に、

右腰に2本追加。

これで先ほど残ったお尻の痛みを再確認すると、全て痛みは取れて張りもなくなり柔らかくなる。首の胸鎖乳突筋の張りも取れる。

また、指の4趾の裏の痛みも半減する。

そこで、腰の針に再度刺激を加えて、もう一度4趾の裏の痛みを確認。

最初はかなり痛かったが、今は3〜4割まで軽減。ただ、もう少し緩和できそうなので、

右足裏に1本追加。ここまでで使用した針は4本。

これでまた4趾の裏の痛みを確認。

さらにまた緩和して今は2割くらいまで痛みが落ちる。

再び右足裏の針に刺激を加えると、

4趾裏の痛みが消える。と同時に、

「なんか指の感じが変わりました。」

と本人も感じる。

そのまま足を温めながら15分。

その後針を取って、起きて頂いて足を動かしてもらう。

「あ!曲がる!」

3、5趾がしっかりと曲がるように。ただ、まだ4趾は曲がりきらない。

開くのは、

「あー、開くようになってる!」

これは左右同じくらい、小指もしっかりと開くようになりました。パーが足で出来るように!

次に、

上向きでふくらはぎの横の”腓骨筋”に痛みや張りがないかチェック。

すると、3〜4点押すと痛みがあり、張りもあったので、

足に1本針をする。

これで腓骨筋上の痛みと張りが取れたので、針を取って再度指を曲げてもらう。

立って指を曲げていくと、

「あ、しっかり曲がる!」

そのまま片足立ちやつま先立ちをしながら

「力が入る。やっとこの子(3、4、5趾)達が起きてくれたわ!」

ということで今回の治療は終わり。

ただ、今後レッスンをしたりして、どうなるかという感じです。また、指が曲がったり開くようにはなりましたが、本人の感覚だと完璧ではないので、どこまで左右の差を無くしていくかが今後の課題です。

課題は残るものの、手術をして以来、足の指に力が入らず動かすのもあまり出来なかったのが、かなり動くようになってくれたのは良かったし、本人にも喜んで頂けました。

はり治療は痛みだけでなくて、動きの改善も出来るということも一つ症例が積み上げられました。おそらく硬さや痛みが患部や根源にあることで神経の伝達がうまく行かなくなり、力が入らないということになっていたのでしょう。これはこのケースに限らずに、その他の動かしにくさや脱力感にも繋がると思います。以前に脳卒中の後遺症で片麻痺の患者さんを治療させて頂いた時も動きは確かに治療をすると改善していましたので。

上記の様な症状や似た症状でお悩みの方でも、一度診させてもらえればきっと何か力になれると思います。ぜひご相談ください♪

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