肩の痛み(五十肩):治療

半年前から右の肩が痛くなった。当時は痛みが結構あったとは思うが正確には覚えていない。最近は仕事はパソコン作業で長時間行うのと、自宅で母の介護で体を支える時にズキンと鋭い痛みも走る。左に比べて右の肩は動きも悪い。現在はじっと安静にしていても痛むことはない。動かす時に痛む。

可動域制限や痛みの箇所、経過を診ると五十肩だと思われる。

動きは頭の後ろに手を回す結髪動作は問題ないが、帯を結ぶような動作の結帯動作で肩関節の後部に痛みが出る。横や前側は痛みは出ない。また、腕をあげるのもそこまで支障はない。肩関節屈曲は若干右の方が悪いがそこまで左右差はなく、外転は左右差なし。ちなみに、結帯は右は母子が腰椎4番まで。左は胸椎7番まで。

肩こりもかなりあるとのことなので、うつ伏せで悪い箇所をチェック。

首は後ろ側、横側共に張っているが、特に右の首横がかなり張っていて痛みも強い。胸椎も1〜7、8番まで全て痛む。また、右肩は三角筋の後部に数点痛みが出ているが、中部や前部は痛みなし。肩の上あたり(肩井付近)は左右共に張っていて痛みも出るが、特に右側が張っている。

そこで、

頭と右腰に2本針。

これで先ほど痛かったところを再確認。

胸椎の痛みは取れて、肩の上付近(肩井あたり)の張りや痛みも取れる。右肩の三角筋後部の数点の痛みと右首横の痛みと張りはまだ取れないので、

右首に1本追加。

これで右肩の三角筋後部の数点の痛みは全て消える。また、右首の横の痛みと張りも取れる。

そのまま15分右肩を赤外線で温めながら寝て頂いて、リラックス。

その後針を抜いて、右肩を動かしながらマッサージして、その他全体的に軽く背部をマッサージして起きて頂いて再度動きと痛みの確認。

結帯をして頂くと、右は最初は腰椎4番までしかいかなかったのが、現在は胸椎10〜11番まで上がるようになる。

「あー、さっきより行くね!痛くない」

可動域が回復し、痛みも改善する。可動域は左と同じになるまでは少しずつ治療していかなければギックリ腰みたいに2〜3回で治るような症状ではありません。ただ、放置すると今では可動域が戻りきらない、という論文も多く見ますし、回復までの期間がかなり時間がかかるということもお伝えして、相談して2週間に1度くらいで治療し、毎日自宅でタオルストレッチもやって頂くことにしました。

五十肩は昔は放っておいても約1年で完全に治る、と言われていましたが、最近の症例や研究報告ではまず①治療せずに放置した場合と治療した場合では治療した人の方が回復までの期間が短い②完全に痛みが取れて動きも回復した際でも、放置した場合は以前よりも可動域が狭くなるケースがある、という主に2つの報告があります。

これは当たり前といえば当たり前で、治療した方がより早く、より確実に改善するということです。五十肩は痛みの時期が過ぎると関節が固まって動きが悪くなり、日常生活で何かと不便なことが多いです。その不便な期間をなるべく減らして早くもとの肩に戻してあげる方が良いと思います。五十肩でお困りの際は治療をされてみてはいかがでしょうか。

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