腰痛(脊柱管狭窄症):治療

最近1週間は何をしていても右のお尻から足にかけての痺れがひどかった。痛みというよりかは痺れがどうにもならなかった。ただ、体を動かすことはとても好きなので無理して動かしていた。

ということで、この患者さんは十数年前から脊柱管狭窄症を持っている。

そこで、まずは動きの確認。痺れが再現される動作は、立った状態で骨盤を前に傾ける動作、飛び跳ねる動作、前屈、以上で右のお尻から足にかけて痺れが出る。腰痛は感じない。

次にうつ伏せでどこが悪いのか確認。

腰椎は3、4、5番、仙骨上に痛みが出る。腰部も左右共に張っているが、右の方が張りが強く痛みもある。お尻は右に関してはあらゆる場所を少し押しただけでも痛みが出る、左は問題無し。ハムストリングは、お尻同様左は問題ないが、右は少し押しただけでもかなり痛みが出て、特に外側の大腿二頭筋の膝寄りの場所に強烈な圧痛があった。ふくらはぎは問題ないが、足の裏は右側は3点ほど押すとビンビンと痺れを感じる場所がある。

以上を踏まえて、

頭と右腰に針。

これで先ほどの痛んだ場所を確認。

腰椎と仙骨上の痛みは取れて、腰部の張りも痛みも取れる。

お尻はかなり痛みが取れて緩むが、まだ2〜3点押すと痛む場所がある。ハムストリングも最も痛かった場所の痛みがまだ取れない。足裏もまだ変化無し。

次に、

右腰に1本追加。ここまでで合計3本の針を使用。

そして先ほど取れなかった場所を再確認。

お尻の痛みは全て取れて緩む。ハムストリングの痛みも取れて緩む。足裏も何度も押しても痺れも違和感もなし。この時点で、

「ね〜、なんか緩んだよね?押されても全然痛くない。すーっと緩んでいくのがわかる」

とのこと。そのまま15分寝て頂いて、その後針を抜いて上向きに。

上向きになった時点でお尻を上げてもらう。ヒップリフトの動作。

ぐっとあげても、もう痺れは出ない。良い感じ。

ただ、腰痛に重要なソケイ部の確認も。

右のソケイ部を押していくと、そこまで痛みはないが、真ん中に少し痛みを感じた。

なので、

右脇腹に1本針。

これで再度ソケイ部を押し込んでいくと、、、

痛みもなし、硬さもなし。

そして針を抜いて、起きて頂いて動いてもらい確認。

立ったまま骨盤を前に倒すと、

「痛くない。痺れも出ない!えー、跳ねても良い?」

「どうぞ、たぶん出ないから」

その場でピョンピョンと何度もジャンプ。

「痛くないし、痺れも大丈夫!えー、やっぱすごい」

前屈したりどんな動きをしても痺れも痛みもなし。

これで今回の治療は終わり。

このケースでは患者さん自身が運動好きで体を頻繁に動かしているので、自己治癒力が高いために脊柱管狭窄症からくるであろう痺れも(全てが原因ではないが)すぐに取れました。ただ、もともとの狭窄症があるために動いていて筋肉が張って疲れて来ればまた痺れも出るとは思います。しかしながら、患者さんは今までの運動レベルを落としたくないことと、手術は避けたいとの意向でいるので、このまま好きなことをしながら、定期的にケアしていく方向でご相談致しました。

今後は何をしてもどうにもならないという事態にならない限りは、このままケアをしていきます。ただ、この先十何年後かに骨粗鬆症や骨が弱って狭窄がひどくなって症状がひどくなったならば手術の選択も含めて色んなことを考えてベストな選択をしていくことも相談しました。

脊柱管狭窄症というと、手術でしか治らない、とかずーっとマッサージに通わなければならない、という訳ではなくて、患者さん自身がどのように過ごしたいか、やりたいことを続けられるのか、手術は望んでいるのか、どこまで動けることを目標とするのか、など個人個人によって目標が異なるためにそれを考慮してベストな提案を当院ではさせて頂いております。もちろん、どうしたら良いか分からない、という方も結構いらっしゃるので、その時には一緒に時間を作り相談して明確な目標を作ってケアに取り組んでいます。

一方的な提案では先の不安や、やりたいことの制限などたくさんかかってしまい、日々ストレスを感じることも多くなってしまいますが、自分自身がどうしたいのか、どう過ごしていきたいのか、それを明確にすることでやるべきことや自分の現況をしっかりと把握できるので、症状のことで悩む必要はなくなります。症状を治すことは当たり前で、ここまでフォローして共にケアしてくことこそが本当に必要なことなのではないでしょうか。少なくとも私はそのような思いでいます。これに共感してくださる方はぜひ何かお体の事でお悩みであればご相談ください♪

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