腰痛(ギックリ腰):治療

約1週間前に高いところから物を取ろうとした際に左の背中から腰にかけて急激な痛みが出た。その後、痛みが激しく歩くことも困難なために何とか病院に行き診察を受け、診察結果はレントゲンでは何も異常は見つからずに医師からMRIの撮影を勧められたが様子を見れば治ると思い行わなかった。病院では痛み止めと湿布を出された。痛み止めを飲んで湿布も貼っていたが、痛みは一向に引かずに再度歩くこともままならなくなったので、当院に来院。

来院時は歩行も膝を曲げたままの状態で、歩くのも痛みのために困難な状況。少しでも腰に振動が来れば激痛が走る。痛みは左の背中から腰にかけてのエリアに絞られていて、足がしびれたりといったことはない。

動き出しが痛く、一度寝てしまえば何とか数十分は耐えられるというので、うつ伏せになって頂いてどこが痛むのか確認。

痛む場所は左の背中の胸椎5番〜10番レベルの起立筋。ここはさするだけでも痛みが出ている。念のため帯状疱疹を疑い皮膚を診たが今のところは問題なさそう。その他は臀部やハムストリングも張っていたが、とにかく背中〜腰にかけての痛みがひどいのでそこを中心に治療開始。

まずは、

頭に1本針をする。

これで再度左背中〜腰をさすると痛みは出なくなる。少し強く押してみると痛みが出る。

次に、

左腰に針を1本。

これで再度左背中〜腰を先ほどと同じ力で押してみる。すると、痛みは出ない。なので、さらにもう少し強い力で押してみる。そうすると痛みが出る。ただ、この時点でかなり押し込めるようにはなっている。さらに、痛みの範囲も狭くなり、この時点では胸椎6番〜8番レベルの起立筋に出ている。

次は、

左足に1本追加。ここまでで針は計3本。

これで先ほどと同じように背中〜腰を強く押し込んでみると、かなり筋肉は緩み痛みも出なくなる。

そのまま10分寝て頂いて、その後針を抜いてハムストリングや臀部をマッサージ。背筋も直接ではなく腕の付け根からマッサージ。

これで起きて頂き、一度動きの確認。

寝返りは何とか出来る状況。痛みはある。歩いてみると、来院時よりは歩けるようになっているが、まだ痛みが出ている。痛みの程度は減っているがまだ歩くと痛む。

そこで仰向けになって頂いて、ソケイ部のチェック。

左ソケイ部を診ると、少し押しただけでもかなり痛みが出ていて硬い。

そこで、

左脇腹に針を1本。

これでまたソケイ部を押すと、痛みは半減して少しだけ緩む。

まだ痛みがあるので、

左足に1本追加。

これでソケイ部をもう一度押すと、痛みがなく、かなり緩む。

そして針を抜いて、再度起きて歩いて頂くと、来院時よりもずっとスムーズになる。痛みはゼロではないが「全然マシ」とのこと。ただ、今度は背中というよりは左腰に痛みが出ている様子。痛みの場所を聞くと腰椎2番レベルの起立筋付近。

そこで、座っていただき、足のツボをグリグリ指圧。指圧すること1分。

また歩いてもらうと、、、

「あ、全然良いですね、まだ痛いけど良いです」

動けるようになり、痛みも結構引いたので(ゼロではないが)今回の治療はこれで終わり。次回は明日来院して頂き、また痛む場所を治療すれば、もうあと1回くらいで治るでしょう、ということをお伝えしました。

また、夕飯の絶食と体を温めること、無理のない範囲でどんどん動かすことをお伝えしました。

このケースだと、今回の治療も含めて3回程度で治りそうです。ギックリ腰は体の色んな意味も含めた疲れが一気に出ているだけなので、ちょっと調整して悪いところを修正してあげればすぐに痛みは取れていきます。例えて言うならば、地下にマグマが溜まっていた(疲れやストレス、悪い生活習慣など)のが一気に爆発して噴火(急激な痛み)した状態です。

これがまだ30代という若さもあり、痛みとして出てきてくれましたが、このようなサインを無視して無理を続けていくと病気になったり精神的に不安定になったり、と芯が深い症状になっていきます。ある意味、このような急激な痛みは体が「限界だ!」と叫んでSOSのサインを出して強制的に休ませようとしているのです。そのサインに耳を傾けてあげてください。

自分の体は唯一自分だけの大切なものです。たまには体の声にも耳を傾けてあげてくださいね♪

このケースの続きは次回に。

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