腰椎分離症を持っている腰痛の方の治療。
小さい頃よりスポーツをやっており、分離症も数年前から患っている。運動をすると動けなくはないが、腰に痛みが出る。運動後は前屈も痛みがあり、可動域も出ない。後屈に至ってはかなりの痛みとほとんど可動域もなし。
うつ伏せでチェックすると、腰椎の2番から仙椎までずっと全てに痛みが出ている。腰部の筋肉もかなり張っている。臀部を診ると、中臀筋と梨状筋上に強い圧痛が数点ある。ハムストリングも張っていて硬い。
そこでまずは、
頭と両腰に3本針をする。
これで全体的に筋肉の張りが取れる。しかし、ハムストリングの張りがまだ強かったのでハムストリングの発着駅の坐骨結節の周りの硬い所を強めにマッサージ。これで硬いものが取れる。
針を取って起きて頂き動きのチェック。
前屈での痛みはなくなり、可動域も回復。
けれど、まだ後屈は痛みがあり可動域も芳しくない。
そこで、もう一度うつ伏せになって腰椎をチェック。腰椎の5番と仙骨状に痛みが残っていたので、そこに「椎間V字刺針」という方法で針をして、軽く刺激を入れた後に針を取って再度チェック。
後屈でも一切痛みはなし。かつ可動域も回復。
「後屈の痛みが取れたら前屈もメッチャいく!」
とのことでした。
分離症の人は後屈は腰椎に負担がかかるから後屈が辛い人が多いですね。その影響で前屈に対しても悪影響が出るんでしょう。ヘルニアの場合は反対のことがほとんどです(前屈で椎間板に負荷がかかるから)。
その他の特徴としては、ハムストリングがかなり硬い人が多いので、坐骨結節付近に変な筋張りとか硬さがあることも共通的に見受けられます。一般的には病院に行っても「分離があるから多少痛いのは仕方ないね」「痛み止めで様子見て。湿布で様子見て」と言われて、痛みや可動域は治らないんじゃないかと思っている方は多いと思います。
がしかし、きちんと治療すれば可動域や痛みも回復するので、諦めずに治したいという方は自分が信頼出来る先生に相談してみてください。もしそれでもお困りのようであれば、いつでもご相談ください。
腰の痛みがないのは快適ですよ〜♪
I hope to you!!