椎間板ヘルニアについて

椎間板は椎体と椎体の間にあるクッションの役割をしているもので、弾性に富み様々な衝撃を緩和しています。椎間板ヘルニアは重いものを持ち上げた、体を捻ったなどのきっかけで(きっかけがない場合もある)椎間板に断裂が生じて、椎間板の中心にある髄核が飛び出して、後方の神経組織を圧迫した状態のことを言います。

基本的には椎間板の弾性は加齢と共に減少するため、弾性に富んでいる20〜40代の男性に多いとされますが、小・中学性の若年性ヘルニアや65際以上の高齢者にも発症します。痛みは神経の圧迫によるものなので、急激な痛みが生じます。

検査について

検査はレントゲンでは判別がつかないために診断はできません。椎間板ヘルニアが疑わしい場合はMRIやCTで検査します。

基本的には組織の描出に優れるMRIで病変部位の高さやどの方向に飛び出しているか、椎間板の変性の有無などを診て診断します。ただしMRIが使用できない方にはCTで造影剤を注入して代用することもあります。また、椎間板の詳細だけでなく靭帯や骨を詳細に診察する場合にもCTは使われます。

治療について

基本的には髄核が飛び出し神経を圧迫している部分はマクロファージという細胞によって処理され、圧迫がなくなりおよそ3ヶ月で自然軽快するとされています。痛みが強い時期にはNSAIDsやリリカなどの痛み止めや神経の興奮を抑える薬が処方されます。

ただし、薬でも痛みをコントロールできない程の症状や排尿障害や麻痺などの膀胱直腸障害が出現した場合、3ヶ月経過を見ても症状が改善されない場合は手術も検討されます。手術では顕微鏡下や内視鏡下で飛び出した部分を後方より摘出するLOVE法と言われる術式が一般的に行われています。

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